Cinema Life Career

映画紹介を中心に、仕事観やキャリアについてなど、世界観や見えていること、日常の中で感じていることを徒然なるままに綴っていきます。

【映画】蜜蜂と遠雷 〜4人のピアニストたちの美しすぎる邂逅〜

蜜蜂と遠雷私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?物凄くよかった。若き4人のピアニストたちの邂逅により、それぞれの新たな境地に行き着いた音楽が創り出されていく。音楽(何か)を突き詰めた天才たち(あちら側の人たち)にしかわかり得ない関わり合い…

【映画】ジョーカー(Joker) 〜本当の悪は笑顔の中にある〜

ジョーカー(Joker) 本当の悪は笑顔の中にある。 物凄いダークコメディ。 いやもはやコメディの枠には収まらないくらいに重たく骨太に、ピエロのアーサーがジョーカーになるに至るまでが描かれている。 笑顔がこんなにも怖く、笑顔がこんなにも多いのに全然…

【映画】楽園 〜ひとすじの光を君にみた〜

楽園 ひとすじの光を君にみた。 Filmarks試写会にて鑑賞。 自分にとっての楽園とは、彼らにとっての楽園とは、そしてひとすじの光とは。 ストーリーテリングがとても上手で、徐々にタイトルとキャッチコピーの意味を明らかにしてくれる映画としてのおもしろ…

【映画】宮本から君へ 〜ぶつかり合う愛と愛〜

宮本から君へぶつかり合う愛と愛。観終えたむき出しの感情のまますぐに、ただひたすらに思い起こしたものを書き連ねました。超現実的な最低の魂のぶつかり合い。本当に『いなくなれ、群青』の後にこちらを観なくてよかったです。笑色々と感極まり過ぎて、き…

【映画】いなくなれ、群青 〜約束しよう。私たちは必ず、また出会うんだよ。〜

いなくなれ、群青約束しよう。私たちは必ず、また出会うんだよ。個人的な2019年ベスト映画が更新された。町田くんの世界orホットギミックかなと思ってたけど、ここへ来てとんでもない作品に出会えた。美しすぎる人と人の邂逅。これこそ人が生きる上での、極…

【映画】アイネクライネナハトムジーク 〜あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった〜

アイネクライネナハトムジークあの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった。めっちゃよかった。何気ない日常なのに、だからこそわりと深く入ってきた作品で、途中くらいから泣いて止んでの繰り返し。 凪のお暇、横道世之介、舟を編む辺りが好きな方は…

【映画】愛を語れば変態ですか 〜愛の倫理観ぶっ壊しコメディ〜

愛を語れば変態ですかタイトルがキャッチーなのと72分でさらっと観ることができそうだったので、評価はなかなかによくなかったけど鑑賞。一見ごく平凡な夫婦あさこ(黒川芽以)とその夫(野間口徹)はカレー屋を営むことになっていて、オープンを翌日に控え…

【映画】判決、ふたつの希望(THE INSULT) 〜ただ、謝罪だけが欲しかった〜

判決、ふたつの希望(THE INSULT)ただ、謝罪だけが欲しかった ほんの些細な口論から始まった事件。人種の違うことで起こる様々な背景から、お互いが自分の信念を譲られないことで、話が大きくなっていき、メディアや国全体にまで浸透していくことになる。 …

【映画】凪待ち 〜極限に闇堕ちした中で、なぜ彼は生き続けられたのか〜

凪待ち誰が殺したのか?なぜ殺したのか?まずキャッチコピーは明らかにミスリードなので、そこには引きずられずに鑑賞した方がよいです。 毎日をふらふらと過ごし、お酒とギャンブルに溺れている典型的なダメ男と言われざるを得ない郁男(香取慎吾)が、再起…

【映画】アンダー・ユア・ベッド 〜極限の孤独の先にある愛とは〜

アンダー・ユア・ベッド覗いていたい。このままずっと。極限の孤独に蝕まれた男の愛は歪んでいて、狂気じみてはいるが、これは確かに一人の男の純愛の物語と捉えたい。もう一度名前を呼ばれたい。たったそれだけのために、覗き続けた先にあるものとは。幼き…

【映画】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(Once Upon a Time In Hollywood) 〜ほとばしるタランティーノ監督のハリウッド愛〜

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(Once Upon a Time in Hollywood)1969年にカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーにハリウッド女優シャロン・テート残虐に殺害されたシャロン・テート殺人事件を背景に、当時のハリウッド映画界を描いて…

【映画】母さんがどんなに僕を嫌いでも 〜切っても切れない家族に対しての愛情〜

母さんがどんなに僕を嫌いでも大好きをあきらめない。原作の著者自身が、経験した虐待やいじめからのトラウマを、周りの人々の温かさに触れ、受け入れられ、助けられることで、乗り越えていくまでが描かれている作品。こういう作品を観ると、世間的に繋がる…

【映画】アルキメデスの大戦 〜もしも軍人嫌いな天才数学者が当時の海軍に入ったら〜

アルキメデスの大戦これは、数学で戦争を止めようとした男の物語。よかった!架空人物である天才数学者が主体となり余すことない緊迫感から来る飽きない展開を保ち続けるおもしろさを軸としたエンタメ性を持ちつつ、天才数学者を架空人物として入れることに…

【映画】旅のおわり世界のはじまり 〜旅が見出した確かなる生命〜

旅のおわり世界のはじまり私の心は迷子になった。遠い空の下、"新しい自分"に出会う。待望の黒沢清監督の最新作は、前田敦子主演で、今までとは少し毛色の違う作品。一人の女性の無気力の生が一つの旅を通して、確かなる生への新しい第一歩を踏み出していく…

【映画】バーニング 劇場版 〜彼女は一体、なぜ消えたのか?〜

バーニング 劇場版(Burning)彼女は一体、なぜ消えたのか?村上春樹原作の短編小説『納屋を焼く』を、韓国のイチャンドン監督が映画化した作品。どんでん返しミステリーかと思いきや、また新たな私的映画の扉が開かれたよい意味で裏切られた現代社会のメタ…

【映画】Diner ダイナー 〜色彩豊かな芸術的映画〜

Diner ダイナー美味いメシを食うか?それとも死ぬか?試写会にて鑑賞。色彩豊かで一気に蜷川監督の世界観に引き込まれるアート的作品。キャストまでもがアーティスティック。物語性は弱く脚本がやや荒削りな感じなのは否めないが、そんなことは気にならない…

【映画】よこがお 〜よこがおが物語るそれぞれの心情〜

よこがおある女のささやかな復讐。ちゃっかり下半期で最も楽しみにしていた作品。積み上げてきたものから作った幸せな生活を、想定外に崩されていってしまう女性。その女性のそこに至るまでの背景や心情を生々しく描いていくことで、人間のえぐみと社会の不…

【映画】花筐/HANAGATAMI 〜時代を風刺するヤバい傑作〜

花筐/HANAGATAMI少年は魂に火をつけ、少女は血に溺れる。久しぶりに生涯ベストを揺るがす傑作に出会えてしまった。いきなり物凄い衝撃が走って、そこからずっと衝撃が乗っかり続けてくる感じ。まずは、純文学をそのまま映像化したような古風な美しさと奥ゆか…

【映画】天気の子 〜自らの気持ちに正直に生きるということ〜

天気の子‬これはー僕と彼女だけか知っている、世界の秘密についての物語。世界の大多数よりもたった1人の最愛の人を選ぶ純愛を、まさかの天気を題材にここまで自然と情緒溢れる形に落とし込んでいく内容に、いつの間にか魅かれていき、引き込まれていった。‬…

【映画】トイ・ストーリー4 〜新たなおもちゃの旅が始まる〜

トイ・ストーリー4(Toy Story 4)あなたはまだー本当の「トイ・ストーリー」を知らない。トイ・ストーリー3が完璧すぎる終わり方で、その次にどんなものができあがるのか想像できてなかったけど、「そう来たか!」という内容で、驚きと同時に、とても楽しむ…

【映画】ホットギミック ガールミーツボーイ 〜3つの初恋。一つの答え。〜

ホットギミック ガールミーツボーイ3つの初恋。1つの答え。これを10代で観ることができていたら、もっと早くに自分の世界が変わっていただろう。自分の世界というと語弊があるか。この世界を自分のものとしてもっと肯定的に、前向きに自分の人生を歩めるきっ…

【映画】新聞記者 〜日本映画が変わる瞬間〜

新聞記者この映画を、信じられるか?東京新聞記者・望月衣塑子の同名ノンフィクションを原案に、若き女性新聞記者とエリート官僚が真実を明らかにするための対峙と葛藤が描かれている作品。まずは今作を全国公開で放映することができたこと、ここまでリアル…

【映画】ウィーアーリトルゾンビーズ(WE ARE LITTLE ZOMBIES) 〜生きてるくせに、死んでんじゃねえよ。〜

ウィーアーリトルゾンビーズ(WE ARE LITTLE ZOMBIES)生きてるくせに、死んでんじゃねえよ。青の帰り道の後に本作を観たのはミスったかもしれない。リトルゾンビーズたちに青の帰り道の7人を見せてあげたいと思った。まあそんなことをしても彼らには意味が…

【映画】きみと、波にのれたら 〜波に乗ることの意味〜

きみと、波にのれたら守りたい人がいる。会いたい人がいる。試写会にて鑑賞。脚本はわりとよくて、水をうまく使った程よいファンタジックな異世界感と実はこことここが繋がっていてこうなっていく物語性はしっかりあった。あとは映像と音の綺麗さは言わずも…

【映画】町田くんの世界 〜こんな世界を創りたい〜

町田くんの世界この世界は悪意に満ちている。でもーー町田くんがいる。映画をずっと鑑賞し続けていると、時々どんな映画を今自分は欲しているのかがわからなくなることがある。最近そんな気持ちになりながらも色んな映画やドラマを鑑賞しているが、今一番鑑…

【映画】長いお別れ 〜築かれた長年の関係性の強さと温かさ〜

長いお別れだいじょうぶ。忘れることは、悲しいだけじゃない。厳格であった父親が認知症になることで、家族が再度触れ合っていき、また新しい家族が始まり作られていく物語。認知症のことを、徐々に記憶がなくなり、忘れていくことから、「長いお別れ」と呼…

【映画】さよならくちびる 〜大好きだから、サヨナラを歌う〜

さよならくちびる大好きだから、サヨナラを歌う。小松菜奈×門脇麦という自分史上最高の共演に成田凌。あいみょん、秦基博の楽曲提供とたまらなさすぎる予感しかしなくて、ずっと楽しみにしてた。正直キャストと音楽だけで鑑賞し、内容はどうだろうと思ってい…

【映画】紙の月 〜退屈な日々にさようならを〜

紙の月最も美しい横領犯。八日目の蝉の原作でお馴染みの角田光代原作の「紙の月」を、「桐島、部活やめるってよ」や「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」などで様々な視点からの細かな人間描写に定評のある吉田大八監督が映画化した作品。設定はさながら、監…

【映画】アベンジャーズ/エンドゲーム 〜見事に完成した異次元の世界〜

アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame)最強の、逆襲(アベンジ)へー。令和初日に鑑賞。令和初鑑賞の映画となりました。ネタバレはしないようにかなり意識してレビュー書きました。MCUシリーズだとまともに鑑賞した映画は、初回のアベンジャーズ…

【映画】SING/シング 〜好きに正直になる〜

SING/シング歌のチカラで元気になれる、新しいエナジームービーがやってきた!劇場公開してたときに鑑賞するか悩んで結局鑑賞できてなかったので地上波で鑑賞。地上波ありがたい。今回は軽めのレビューで。気軽に誰でも楽しめる王道ミュージカル映画。トク…