Cinema Life Career

映画紹介を中心に、仕事観やキャリアについてなど、世界観や見えていること、日常の中で感じていることを徒然なるままに綴っていきます。

【映画】日本で一番悪い奴ら 〜警察組織の闇〜

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まずはこれが実話であることへの衝撃。

警察って小さい頃は絶対的正義なイメージがついていたけど、自分が成長していくにつれてそのイメージに崩れが出てくることがある。

まあ点数やら実績やら成果やらで語られてくると、結局のところみんな人間やし、結果を残して、お金稼ぎたい、出世したい、注目されたいがあるわけでこんなことになっちゃう。
事件や事故は起こらないのがベストなのに、自ら起こしてまで、点数稼ぐなんてどうにかしてるこの組織。

点数稼ぎのために戦略的に業務遂行をする。
終いには、違法に密輸してまで、チャカを届け、点数にしていく。
しかもそれを上が指示出ししてるし、もう組織として正義も何もない無法状態だった。

諸星(綾野剛)が本気で北海道の治安維持のために、あの行動をとっていたことが驚いた。
方針は間違えてなかったって…。
良くも悪くも純粋すぎる。

成果と正義がリンクするような形でないと、このようなことが普通に起こってしまうんだろうなと思う。
どんな形であれ、成果を出せれば褒められるから。

そしてあるあるな一人に罪がなすりつけられたり、組織の行動が隠蔽されたり…
(捕まったのは覚せい剤の方だったが)

企業では法律には触れずとも、ありがちなことかもしれない。
思ってたのと違うとか、成果のために誤ったことをしてしまうとか…。

あれ、何のためにこの仕事してるんだっけ、と立ち返って、それが今の行動で本当にそうなってるか、はちゃんと考えていくべき。
最初はみんな志高く入ってるはずやし。

警察にもこんなことがあったなんて信じられないし信じたくない。

警察だと、どんな評価基準を設けたらいいんだろうなー。
まあ、上が考え方もしっかりしてたらポイント制でもこんなことは起こらないはずだが…。
常に本質を見抜いて軸をブラさないようにしないとね。

内容はど偉い感じやけど、コメディチックに描かれてたから、まだ笑いながら観れておもしろかった。

綾野剛の演技が本当にすごい。
もはや演技に見えないくらいの狂気さと墜落具合。
もうさすがとしか言えない。
これで最優秀主演男優賞じゃないのが驚きで、64(ロクヨン)の佐藤浩市の演技がますます気になる。
脇を固めるキャストも素晴らしかったです。

最後のテロップとタイトルの日本で一番悪い奴「ら」が全てを表してる。
黒い組織、闇。