Cinema Life Career

映画紹介を中心に、仕事観やキャリアについてなど、世界観や見えていること、日常の中で感じていることを徒然なるままに綴っていきます。

【キャリア・書評】ライフシフト(LIFE SHIFT) 100年時代の人生戦略 〜今までと全く新しいキャリア形成〜

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ライフシフト 100年時代の人生戦略

どの国よりも高齢化が進んできている日本。
平均寿命が昔と比べて今も長くなってきているが、これからはそれがより高齢化されることが予想される。

それは医療などの技術の進歩もあるが、それ以外にも要因はあって、今作ではそれを100年ライフ(100年時代)と定義し、様々な外的要因と時代の変遷を加味した上で、これからの人生をどのように生きていくのが幸せに生きるためにはよいのか、について細かく示されている。

横文字が多く、言葉を咀嚼しながらではあるが、伝えられてることは複雑に見えて意外とシンプル。
今までの、3つのステージ(教育→仕事→引退、老後)で終わる人生を変えざるを得なくなる時代が来るので、それに向かって自己効力感(実行できるという期待)と自己主体感(主体的にするということ)を軸に、できることややりたいことを増やし、有形資産のみならず、無形資産を積み上げることで、選択の幅を広げ、仕事の概念を変えながら、仕事し続けることが求められるということ。

その背景には、少子高齢化に伴う年金制度の破綻や老後の生活が長くなる(というより老後という概念もなくなる)ことにより、今までのように定年65歳で十分な蓄えをもとに生きていくことが困難になるということが起こり、それを見越して準備をする必要がある。

そこで提唱されていたのが、教育、仕事、引退以外の「エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカー」のステージである。
要は自分のしたいことを今までの生活から切り離して探索するステージ、会社で働きながら、もしくは家事をしながらでも小さな起業家になり何かを生み出そうとするステージ、様々な経験からのスキルの相乗効果を発揮しそれを活かしていくステージがある。

そのような人生を歩んでいく中で、今までは有形資産(貯蓄や家など)、要は価値が可視化されているものを中心にキャリアが語られることが多かったが、今後は無形資産がしっかりとした価値として語られるようになり、それが人生の基盤となるものを作るようになる。

そういう時代が近づいてきている今、それに向けてしっかりと考えて行動できるか否かが大切である。
その中で、家族のあり方やパートナーとどのような関係で接していくのがよりよい形なのか、個人としてのあり方を様々な視点から書いている内容でした。

あながち、自分が最近考えていたキャリアへの考え方とわりと近い部分があって、間違ってなかったのかなーと思いつつ、それが感覚ではなくデータなどで論理的に順序立てて説明されていたので、だんだんと確信に変わってきた。

これからはより社会に求められることや個人として求められること、会社として求められること、政府や教育に求められることが、短いスパンと長いスパンで変わっていくことが考えられるので、流れを掴みながら、それでも自己効力感と自己肯定感の軸は持ちながら生活していきたいです。

予想できない未来のために、少しでも準備をしておきたい方は、読んでみる価値はあると思います。